平成29年度の活動状況
枕崎市妙見の森にサクラを植えました
活動前に全員で記念撮影
枕崎市の妙見の森は、妙見神社の鎮守の森として、また市街地を一望する景勝地として市民に親しまれています。しかし、近年、竹が侵入してくるとともに常緑広葉樹が大きくなり、サクラを被圧して、サクラの花が少なくなってきています。
このため、地域の人たちが中心となって、森と木の研究所の指導の下に、大きくなりすぎた木を伐採するとともにサクラを植樹し、桜の名所にする活動を昨年から実施しています。
一生懸命にサクラを植えます
お母さんと一緒に植えました
二人で仲良く植えていきます
ウッドチップを運びます
今年は1月20日の日曜日に、都市緑化機構の「花王・みんなの森づくり」の助成を受けてこの活動を実施しました。
当日は、晴天に恵まれ、妙見児童クラブの子供たちをはじめ、地域の人たちが約100名参加し、ソメイヨシノ、ヤマザクラなど120本を植栽するとともに昨年植えたところの手入れをしました。
また、サクラを植えた後で、子供たちは地拵えで生じた小枝をチップ化したウッドチップを歩道に撒くウッドチップ舗装の作業をしました。
岸良小中学校が小中一貫校となった記念の植樹を行いました
岸良校区のみんなで植えました
平成29年度から岸良小学校と岸良中学校が小中一貫校として発足したことを記念して記念の植樹活動を行いました。植樹場所は内之浦から岸良への道路沿いで、1月13日の当日は小中学校の児童生徒、PTAの父母や地区民など多くの皆さん方に参加していただきました。
約100mにわたって植栽しました
記念の木製看板
父母や地区の方々と一生懸命植えました
植えた木は鹿児島県が開発した松くい虫に強いクロマツの「スーパーグリンさつま」という品種で、海岸に面した道路沿いに30本植栽しました。子供たちはここを通るたびごとにここにマツを植えたことを思い出すことでしょう。
また、植樹の後は、シイタケの栽培方法について学習し、クヌギの原木にシイタケの菌を植えるコマ打ちに体験もしました。コマ打ちした原木は、校舎の前の日陰に井桁に積み上げ、再来年の秋まで菌が原木全体に伸びるのを待ちます。
はじめにシイタケ栽培についての学習
みんなでコマ打ち作業
コマ打ちした原木を積み上げます
先輩たちがコマ打ちしたシイタケの採取
伊佐市で竹林整備研修を行いました
伊佐市山野での現地研修の様子
伊佐市の竹林整備を推進する担い手を育成するための研修会を実施しました。当日は小雨の中、森と木の研究所が作成したテキストを使用した座学と伊佐市山野の竹林での実習と行いました。講師には、研究所の寺師、辻、大坪が当たりました。年齢的には60才以上が大部分でしたが、みな熱心に受講しました。
受講者
No | 氏 名 | 現住所 | 年 齢 |
1 | 髙山 義和 | 大口平出水 | 67 |
2 | 筈山 末廣 | 大口宮人 | 74 |
3 | 前田 勝己 | 大口原田 | 73 |
4 | 大北 克彦 | 菱刈川北 | 65 |
5 | 福元 英憲 | 菱刈市山 | 77 |
6 | 長谷川 福美 | 大口牛尾 | 79 |
7 | 上木場 立和 | 菱刈前目 | 67 |
8 | 福崎 正人 | 菱刈前目 | 68 |
9 | 別府 晋一郎 | 大口曽木 | 65 |
10 | 竹之内 勝信 | 大口篠原 | 75 |
11 | 元津 修男 | 大口堂崎 | 73 |
12 | 岡村 忍 | 大口下殿 | 72 |
12月3日 大浦干拓防風林の整備活動を行いました
植樹活動に参加していただいた方々
平成27年から実施している大浦干拓の防風林の植樹活動を大浦土地改良区の方々など27名が参加して平成29年12月3日(日)実施しました。大切な防風林帯を保全するため、国土緑化推進機構の災害に強い森林づくり事業を導入して延長700mに及ぶ防風林に、マツクイムシ抵抗性クロマツ400本、ウバメガシ200本、シャリンバイ100本、マサキ100本、ハマヒサカキ100本を植えました。
また、健全な苗木の育成を期するため、延長400mにわたってスギ製の防風垣を設置しました。計画された2,300本の植樹も3年目の今年で終了しました。今後、植栽された苗木がすくすく伸び、防風効果の発揮が期待されます。
植樹活動の様子
植栽された苗木
伊佐市で竹林整備研修を行いました
伊佐市山野での現地研修の様子
伊佐市の竹林整備を推進する担い手を育成するための研修会を実施しました。当日は小雨の中、森と木の研究所が作成したテキストを使用した座学と伊佐市山野の竹林での実習と行いました。講師には、研究所の寺師、辻、大坪が当たりました。年齢的には60才以上が大部分でしたが、みな熱心に受講しました。
受講者
No | 氏 名 | 現住所 | 年 齢 |
1 | 髙山 義和 | 大口平出水 | 67 |
2 | 筈山 末廣 | 大口宮人 | 74 |
3 | 前田 勝己 | 大口原田 | 73 |
4 | 大北 克彦 | 菱刈川北 | 65 |
5 | 福元 英憲 | 菱刈市山 | 77 |
6 | 長谷川 福美 | 大口牛尾 | 79 |
7 | 上木場 立和 | 菱刈前目 | 67 |
8 | 福崎 正人 | 菱刈前目 | 68 |
9 | 別府 晋一郎 | 大口曽木 | 65 |
10 | 竹之内 勝信 | 大口篠原 | 75 |
11 | 元津 修男 | 大口堂崎 | 73 |
12 | 岡村 忍 | 大口下殿 | 72 |
11月19日鹿児島市郡山の環境の森で「森の遊び」をしました
11月19日(日)鹿児島市郡山にある県環境の森で森の遊び体験活動を行いました。
当日は県民から公募した6家族、21人が参加して、様々な森の活動を楽しみました。
まず、「スギさんチーム」と「ヒノキさんチーム」に分かれ森の散策を楽しみました。次はマッチを使った火おこし体験から始まり、竹飯盒による鳥釜飯炊飯、ターザンロープ遊び、ムササビの道遊び、一本ブランコ、竹の輪回し競争など思い切り森を楽し みました。また、今年の森の小屋づくりは、モウソウチクを組み合わせた竹の家づくりをしました。
参加者の記念写真
楽しい森の散策
マッチを使用した火おこし体験
新登場のムササビの道
ターザンロープは楽しいな
定番のモウソウチク飯盒飯を炊く福元シェフ
さあできたぞ
森の焼き鳥屋さん
モウソウチクのドーム小屋
伊佐竹の里まつりを開催しました
モウソウチクの飯盒で炊いた伊佐新米のふるまいに集まった市民
11月11、12日 伊佐市ふるさとまつりに合わせて開催された伊佐竹の里まつりが、秋晴れの下で開催された。
このまつりは、伊佐市の竹林整備を進めるために市民に竹に親しんでいただくために開催されました。
伊佐竹の里まつりに展示されたモウソウチクのキャノピーと五輪のオブジェ
モウソウチクの飯盒
竹の工作を楽しむ
竹製品の販売の販売
竹飯盒で炊いた伊佐米を味わう
伊佐竹の里まつりブースに集まった市民
10月21日、県民交流センターで木工教室を開きました
行列のできる木工教室!
毎年この時期に県民交流センターで開催している「県木材まつり」において、木工教室を開催しました。
当日は台風21号が近づき雨模様の天気でしたが、10時の開始後は、直ちに写真のような行列ができ、まさしく、「行列のできる」木工教室となりました。
例年、多くの皆様に参加していただいていますが、今年も定番のペン立て、マイボックスのほかミニチエア、ミニベンチ、ミニ椅子、トイボックス、飾り棚つくりに挑戦していただきました。
22日まで開催予定でしたが、あいにく台風21号の来襲で22日は中止となり残念でした。
木工教室の様子
作っていただいた作品
校庭の木に樹名板を立てました 岸良小中学校
一人で2枚ずつ作りました
平成29年10月14日土曜日、岸良小中学校の校庭にある木に樹名板を立てる活動をしました。この活動は、森林環境税関係事業を活用して実施したもので、あらかじめ、森と木の研究所において、校庭の樹木を調査し、その結果に基づき子供たちにそれぞれ2枚の樹名を書いていただき、その木のもとに立てていきました。
校庭には約50種類の木がありましたが、35本の樹名板を立てました。また、来年1月には、シイタケの駒打ち体験と植樹体験活動を実施する計画です。
始めに木の名前について話を聞く
僕は何の木かな
アコウについて話を聞く
それぞれの木に樹名板を
竹資源利活用推進のためのチエンソー講習を行いました
この講習は、伊佐市の竹林整備を進め、竹資源利活用推進活動を進めるため実施したもので、労働安全衛生法に基づく講習となっています。
当初は、9月16~17日に実施する予定でしたが、台風18号の来襲で9月30日(土)~10月1日に伊佐市大口下殿の伊佐森林組合で行われました。
講習は、17名が参加して、16日にはテキストを使用し安全を中心とした講義が実施され、17日は屋外でチエンソーの取り扱いや分解、目立てなどの実技の研修をしました。
講師としては、森と木の研究所の会員のほか林業・木材製造業労働災害防止協会の上村指導員が当たりました。修了生には全員に終了証が交付されます。
研修(テキストによる座学)の様子 講師上村指導員
講師の指導を受けながら実習の様子
チエンソーの目立ての実習
平成29年度チエンソー講習会 受講者名簿
No | 氏 名 | 住 所 | 年 齢 |
1 | 前田 章吾 | 大口金波田 | 42 |
2 | 緒方 健次 | 菱刈花北 | 62 |
3 | 前田 勝己 | 大口原田 | 73 |
4 | 髙山 義和 | 大口平出水 | 67 |
5 | 岡村 忍 | 大口下殿 | 72 |
6 | 元津 修男 | 大口堂崎 | 73 |
7 | 別府 晋一郎 | 大口曽木 | 65 |
8 | 竹之内 勝信 | 大口篠原 | 75 |
9 | 土瀬戸 克彦 | 大口針持 | 65 |
10 | 福元 英憲 | 菱刈市山 | 77 |
11 | 大北 克彦 | 菱刈川北 | 65 |
12 | 上木場 立和 | 菱刈前目 | 67 |
13 | 前原 岩雄 | 大口田代 | 81 |
14 | 御書 俊一 | 菱刈市山 | 33 |
15 | 福崎 正人 | 菱刈前目 | 68 |
16 | 川田 富則 | 大口曽木 | 68 |
17 | 井立田 正 | 大口山野 | 58 |
新しく林務担当となった市町村職員等を対象とした研修を行いました。
平成29年4月20、21日、鹿児島県自治会館において、市町村林務担当職員研修を鹿児島県市町村行政推進協議会と共催で実施しました。
この研修は、新しく林務担当となった市町村の職員等を対象に林務行政にかかる全般的な基礎知識を学んでいただき、円滑な林務行政を推進するため毎年実施しています。
今年からカリキュラムを絞り込むとともに研修科目の充実を図り、4月に一回実施することとしました。また、講師陣には森と木の研究所のメンバーをはじめ、環境林務部の大重次長、鹿児島大学の枚田教授及び曽於地区森林組合の堂園組合長などにお願いしました。
各市町村から28名の申し込みがありましたが、業務の都合等で最終的に24名が受講しました。
自治会館における研修の様子
熱心な受講生
大重環境林務部次長の講義
修了者名簿
No | 氏 名 | 所 属 |
1 | 亀澤武志 | 湧水町農林課 |
2 | 徳永徹郎 | 湧水町農林課林務係 |
3 | 外園俊美 | 出水市農林水産整備課 |
4 | 横山一博 | 伊佐市林務課林政係 |
5 | 松ケ迫佑介 | 伊佐市林務課林政係 |
6 | 植木裕一郎 | 伊佐市林務課鳥獣対策係 |
7 | 保 健一 | 徳之島町農林水産課 |
8 | 現王園陽貴 | さつま町耕地林業課林業振興係 |
9 | 町野真吾 | さつま町耕地林業課耕地林務係 |
10 | 竹下 晃 | 姶良市林務水産課 |
11 | 吉村昭輝 | 姶良市林務水産課林務水産係 |
12 | 上水流良春 | 姶良市林務水産課 |
13 | 宮原善之 | 瀬戸内町農林課農林整備係 |
14 | 西 範博 | 南九州市川辺支所農林係 |
15 | 小湊哲郎 | 枕崎市農政課主管兼耕地林務係 |
16 | 川崎 満 | 枕崎市農政課農政課 |
17 | 安楽賢次 | 南大隅町経済課 |
18 | 立石勝行 | 南種子町総合農政課林務水産係 |
19 | 染川康信 | 鹿児島市生産流通課林務水産係 |
20 | 田中大二郎 | 鹿児島市生産流通課林務水産係 |
21 | 引地瑞穂 | 鹿児島市谷山農林課農林係 |
22 | 下久保弘 | 霧島市横川総合支所産業建設課産業振興G |
23 | 山下琢磨 | 大崎町農林振興課林務水産係 |
24 | 伊井 徹 | 知名町農林課 |
カリキュラム
月日 | 時間 | 研修項目 | 講師 |
4月20日(木) | 10:00~10:10 | 開講式、オリエンテーション | 森と木の研究所 |
10:10~11:00 | 森林・林業の概要 | 森林部門技術士 大坪 弘幸 |
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11:10~12:00 | 森林法と市町村林務行政 | 鹿児島大学農学部 教授 枚田 邦宏 |
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12:00~13:10 | 昼食、休憩 | ||
13:10~14:00 | 森林資源、森林計画 | 森と木の研究所講師 辻 稔 |
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14:10~15:00 | 森林組合の役割 | 曽於地区森林組合 組合長 堂園 司 |
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15:10~16:00 | 森林保護、有害鳥獣駆除 | 森と木の研究所講師 辻 稔 |
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16:10~17:00 | 特用林産とは | 森と木の研究所講師 三窪 等 |
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4月21日(金) | 9:10~10:00 | 森林林業の現状と課題 | 環境林務部 次長 大重 健次 |
10:10~11:00 | 木材とは何か | 鹿児島大学客員教授 技術士 遠矢良太郎 |
|
11:10~12:00 | 木材の利用 | 大和木材株式会社 取締役社長吉崎和穂 |
|
12:00~13:10 | 昼食、休憩 | ||
13:10~14:00 | 木を植えて、育てる、間伐 | 森と木の研究所講師 寺師 健次 |
|
14:10~15:00 | 森林管理と林内路網 | 森林部門技術士 大坪弘幸 |
|
15:10~16:00 | 森林・国土保全、治山事業 | 森と木の研究所講師 寺師 健次 |
|
16:00~16:10 | 閉講式 | 森と木の研究所 |